先日、市教育員会が主催のPTA家庭教育講演会に出席しました。
講師は、子どもが「自分で考える力」を手に入れるための活動を目的としたスクール、THINK-AID主宰の狩野みきさん。
『子どもの「考える力」を育む親子のコミュニケーション』の演題で、
教師として、また子育て中の母として、実体験を混じえた狩野さんのお話は、リアリティがあり話のテンポも良く、実に有意義な講演でした。
お伝えしたいポイントはたくさんあるのですが、
その中から、「すぐにでも実践したい、実践できそう!」と思ったのが、「事実か意見かを見極める訓練」。
事実とは、証明できるもの。証拠を用意できるもの。
意見とは、人によって異なる可能性があるもの。証明できないもの。
猫はかわいい→意見
先生が「猫はかわいい」と言った→事実
明日は雨が降りそうだ→意見
天気予報によると明日は雨だ→事実
毎日、ありとあらゆることで、「今のは事実?」「これは意見?」と子供とクイズ感覚で考える。
次第に物事を「事実」か「意見」かを見抜く力が身につき、
それは、人の意見や噂に流されず、自分で考える力にもなっていく。
様々な情報が溢れる社会で、虚偽のニュースに騙されず、噂に翻弄されず生きるためには、
事実を見極め、自分に必要な情報を探し出す力が必要不可欠な時代ですね。