どんなに早くから英語を習っても、日本語ネイティブは、英語力が日本語力以上になる事は難しい。

言語能力以上の文章は作れないから、言語能力がしっかりしていなければ、思考力も表現力も高まりませんよね。

言語は文化と結びついているから、文化的背景を知らないと理解できない言い回しもたくさんあります。

やはり、母語はしっかり確立させないと。

でも、早くから学ぶメリットもあります。

英会話の場合は、やはりリスニング力。

大人になってからでは、RとLの聞き分けがなかなかできない。

区別して聞き取れないと、正しい発音を真似することもできませんよね。

 

では、プログラミングは?

読み書きもままならないうちから始める必要があるの?

確かに、小学生から楽しめると謳われているScratchのような、ブロックをはめこんでプログラムするタイプの言語でも、やはり文字が読めて、さらに大きい小さい等の数字の概念が理解できないと難しいかもしれません。

けれど、例えば、最近じわじわと話題になってきているコンピュータサイエンスアンプラグド。

アンプラグド(プラグを抜いた)、つまりコンピュータを使わずカードやゲームなどを用いて、プログラミング的思考を身につけるという学習法があります。

その中には、文字の読み書きができない幼児が、遊び感覚でできるものもあります。

では、幼児からのプログラミング教室では、どんなことが身につくのか?

 ー様々な指示を組み合わせて、的確な命令出しができる(コーディング)

 ー誤りを見つけて正すことができる(バグの発見とデバッグ)

などなど。

そして、これらの能力を高めておくと、読み書きができて、小学校に入学する頃に、Scratchのようなコンピュータを使ったプログラミング言語もすんなり使いこなせるようになります。

とはいえ、習い事は、親の押し付けより、子ども自身の意欲が大切ですよね。

そのためには、まずはいろいろ体験に参加してみることをお勧めします。